gazerさんが提示された問いに関し、皆さんが自分なりの答えを持たれているようなので自分も便乗してみた。
基本的には「楽しければ定義なんてどうだっていいじゃん!」という人間なんですが、それじゃ余りに進歩がないので足りない頭を捻る。
私がドットを始めたきっかけは、普通のイラストが描きたくても描けない、綺麗な線が引けないから!というものでした。それなら自由度が無いドット絵ならば自然に綺麗な線が引けるだろうと。今はこんな考え毛ほども持ってませんが。
起点がここなので、私にとってのドット絵とはこの辺りに回答があるのではないかと考える。
さて、実際は自由度が無いからこそ綺麗な線を引くのが難しいと思い知るわけです。表現しようとする線は直線であり曲線であり、更にそれらが360度で角度を持っているわけで。
そうなると、当然ドットでは表現しきれない線というものが出てきます。当然ぶちぶちな線になりますね。これをどう処理、最適化するか。色をちょっとずつ弄ってみて馴染ませるとか、そもそもの線を描きやすい角度に変えてしまうとか。
これを線以外にも拡張したものが私にとってのドット絵の境界かなー、と。印象的なものですが、ドットがばらけていなければ、あるいはばらけないように努力していればそれはドット絵。
じゃあ色制限はどうなのかというと、上記のことを守ろうとすると自然と少ない色数になると思う。
というのも、上手い人じゃなければ色を増やせば増やすほど画面がぼやけていったり、逆に色同士が喧嘩するでしょう。その結果全体の印象が損なわれてしまう。なので、それなりの色数に収まるのではないでしょうか。
逆に色制限に囚われ、少ない色で仕上げた結果全体の印象が損なわれる場合もあるわけで。自分は少ない色で仕上げるには普通のイラストの方が楽だと思ったので、そこを重視するならドット絵である必要はないんじゃないかなー、と思う。無論、無駄に色を使う必要もないですが。
しかし、前者であれば20色30色使っても上手い方なんていくらでもいらっしゃるし、逆に後者だとデジタル8色ドット絵なんつー凄いのを実際に見ているわけで。色の使い方を理解すれば表現の幅が広がるのもドット絵の醍醐味の一つではないでしょうかね。
最後、サイズに関しては現状では何も言うことが出来ない。
というのも、私自身の描き方が工程化されてしまっているので、仕上がるドットも大抵のものが縦120~160px程度。他のサイズをもう少し打ち込まないと何も見えてこない。
無駄スペースに関しては絵のシルエットが多大な部分を占めていると思うので、ここはドット絵ではなくイラスト的な技術が重要なんじゃないかなー。
こんな感じです。気が付けばドットを始めて1年半、一度真面目に考えるにもいい機会でした。
しかし、じゃあ普段本当にこんなこと考えて打ってんの?と言われると、多少は意識しているものの答えはNOであり、結局冒頭の「楽しければどうだっていいじゃん!」に収束する。あとは春香さんへの愛かな。
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終わり。
自分の考えを文章で書くって苦手・・・何かの練習になればと思って手を出してみたけどどうだろうか。支離滅裂な文章になってなければいいけど。

Comment
18:20
syosa
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イラレを使えば気持ちいいくらいきれいな線が引けますぜ。ベクトル表現系なので。
アニメーション描くようになったら、色制限の重要性はよくわかります。
21:39
po
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去年の学会は大阪だったのになんで今年は群馬なのさ・・・